「朝から晩まで必死にパンを焼いている。味には絶対の自信がある。 それなのに、なぜか客数が増えないし、手元にお金が残らない…」
もしあなたがそう感じているなら、それはあなたの「パン作り」が間違っているからではありません。
「伝え方」のボタンを掛け違えているだけかもしれません。
私が多くのパン屋さんを見てきた中で、頑張っているのに報われないお店には、共通する「2つの落とし穴」があります。
落とし穴①:お店が「コンビニ化」していませんか?
一つ目の落とし穴は、「八方美人」になってしまうことです。
お客様から「カレーパン無いの?」「もっと安いパンは?」と言われると、断るのが怖くて、つい品揃えを増やしたり、無理な安売りをしてしまったりしていませんか?
「お客様のために」という優しさが、実は経営を圧迫しています。 大手チェーンのように資本力があるなら別ですが、小さな個人店が「コンビニ」のように何でも揃えようとするのは、自ら特徴を消しに行くようなものです。
V字回復した多くの繁盛店は、勇気を持って「やらないこと」を決めた時に変わりました。 「全員」に好かれようとするのをやめて、「特定の誰か」に深く刺さる店になる。これが第一歩です。
落とし穴②:パンの「スペック」を売っていませんか?
二つ目の落とし穴は、「モノ売り」から抜け出せていないことです。
職人としてのプライドがあると、つい「北海道産小麦100%です」「長時間発酵させています」といったスペック(材料や製法)を語りたくなります。
もちろん、それは素晴らしいこだわりです。 しかし、お客様がお金を払うのは「小麦」そのものではありません。 そのパンを食べることで得られる「幸せな時間(コト)」にお金を払うのです。
- モノ売り:「サクサクでバターたっぷりのクロワッサンです」
- コト売り:「忙しい朝でも、このクロワッサンとコーヒーがあれば、優雅な一日に変わります」
商品は同じでも、伝え方を変えるだけで、お客様が感じる「価値」は劇的に変わります。
気づいた今日が、変わるためのスタートライン
「技術」はあるのに、「伝え方」で損をしている。 これは本当にもったいないことです。
パン作りの修行に何年もかかったように、「経営」や「伝え方」のスキルも、一朝一夕では身につかないかもしれません。 でも、今日「なるほど、そういうことだったのか」と気づけたなら、それが大きな前進です。
まずは明日、お店にあるPOPを一枚だけ書き換えてみませんか? 「美味しいです」ではなく、「どんな幸せがあるか」を書いてみてください。
もし、経営の数字や方向性で一人で悩んでしまったら、私たちのような専門家を頼ってください。 美味しいパンを作り続けるあなたが、正しく報われるお店になるよう、全力でサポートします。
